不登校の子には、アルバイトに挑戦してもすぐに挫折してしまう人が多い模様・・・。
親御さんとしては実はこれを一番心配しています。親御さんとしては、「数学で80点をとれるかどうか」よりも「働ける大人になれるかどうか」を案じているからです。
不登校がちの子でも挫折しないでアルバイトを続けるには、どうしたらよいのでしょうか?どんなふうに会社を選んだらよいでしょうか?
まずは「楽しいこと」の会社でバイトしよう!
高校生になって初めてのバイト挑戦ですか?
それなら、あなたにとって「楽しいこと」の業種のバイトを選ぶことを強くオススメします♪
たとえば、お菓子作りが好きならケーキ屋さんやパン屋さんで働く、といったふうに。
アニメが好きならアニメグッズのショップで働く、といったふうに。
仮にそのお店の時給があまり高くなくても、気にしないこと!
時給が高くてもつまらない(興味の薄い)内容の仕事だと、続きにくいからです。朝起きて登校する、などの社会性に難を持ちがちな不登校者にはなおさらです。
楽しいことのためならがんばれる!
たとえば、興味のないコンビニのレジ打ちで、店長から「もっと笑顔であいさつしなさい」と注意されると、イヤな気持ちになってしまうのではないでしょうか?
でも、大好きなアニメグッズに囲まれて仕事ができるなら・・・ちょっと注意されても、「うぅ。がんばるか!」というキモチになるでしょう。
まずは「社会性」を身に付けよう。
最初のバイトでは、「社会性を身に付けること」を意識してみてください。
時間に遅れないようにする、あいさつをきちんとする、愛想のよい会話ができるようになる、一通りの敬語を覚える、一通りの社会常識を覚える、といったことです。
それが出来るようになって自信がつくと、不安に思う事柄が激減するので、他の仕事にも挑戦しやすくなりますよ♪
時給が高くてもつまらない仕事じゃ稼げない!
多くの人は、「もっと時給の高いバイトはないかな」と思ってしまいます。そのキモチはとてもよくわかります!
でも、時給が高くてもつまらない仕事、キツすぎる仕事では、結局あまりお金を稼げないのです・・・。
つまらない仕事だと、「4時間で精いっぱいだな」と感じてしまうでしょう。でも、楽しい仕事なら「6時間、8時間でも働けるぞ♪」と感じます。
つまらない時給1100円の仕事×4時間=4,400円
楽しい時給950円の仕事×6時間=5,700円
どうですか!?
大好きすぎる事だと働くのが辛いことも・・・
基本的には、好きなことを仕事に選ぶほうが働きやすいです。
でも、「大好きすぎること」の場合は辛くなってしまうことも・・・。
たとえば、動物が大好きな人がペットショップで働くと、動物が商業的に扱われることにとても心が苦しくなって、働くのが辛くなってしまうことがありますね。
「〇〇ショップのドーナツが大好き!」と思ってバイトしてみると、内側ではあまりにもベルトコンベヤーで殺伐と作っていて、悲しくなってしまうことがあります。
現代の企業というのはどこもそんなに誠実ではなく、働き手としてその実態を見てしまうと、ショックを受けて悲しくなってしまうことがあるのです。すると、大好きすぎるジャンルの仕事は避けたほうがよい、ということもありますね。
高校生のうちからアルバイトにチャレンジしたほうがメリットが多い!
「アルバイトは高校を卒業してからでいいかな」と考える人も多いのではないでしょうか?働きに出るのはちょっと怖いですよね。
でも、働くことを不安に感じている人ならなおさら、実は高校生のうちからアルバイトにチャレンジしたほうがメリットが多いいですよ♪
「〇〇高校中退」よりも「高校在学」の肩書きのほうが、強い(笑)
不登校の人は、「高校を3年間続けられるかな」と不安に思っている人も多そうですね。高校を途中で辞めると、それ以降、仕事探しの際の履歴書の学歴は「高校中退」になります。
面接をする企業にとって、「高校中退」という肩書きの人は、正直に言って「不安だな」と感じます。「ちゃんと働けるのかな?すぐ辞めちゃうんじゃないかな?」と思うのです。
対して、仮に不登校中であるとしてもまだ高校生の年齢なのであれば、あなたは履歴書に「〇〇高校在学中」と書けます。面接する企業にとって、「〇〇高校在学中」の子は他の高校と同じに見えます。「この子、大丈夫かな?」とは思わないわけです。
だから、仕事に採用されやすいのですね!
高校年齢の間に働きやすい仕事を見つけておけば、仮にあなたが高校を途中で退学するとしても、仕事はもう確保しているのでお金を稼ぎながら暮らしていけます♪
若いほうが目をつむってもらえる!
会社の社長や先輩たちは、ミスする新人さんや覚えの悪い新人さんに対して、やっぱりイライラするものです。でも、あなたが大学生年齢になってからアルバイトにチャレンジするよりも、高校生年齢のうちにアルバイトにチャレンジするほうが、同じミスに対しても「まだ高校生だからしょうがないよな」と大目に見てもらえやすいのです♪
大学生や専門学生よりもスペシャリストになれる!
「いつかは正社員で働きたいな」と思っているでしょう。
普通、正社員になるためには一生懸命に勉強して大卒や専門学校卒の肩書きをとったほうが有利だ、と考えます。でも、本当にそうでしょうか?
たとえば、あなたが釣りが大好きで、「釣り具屋さんで働いて生きたいな」と思っているとします。
高校生のうちから釣り具屋さんでバイトして、仕事の仕方を覚えると・・・?きっとあなたは、22歳の頃には、「君、うちで正社員で働かない?」と誘いをもらうでしょう♪店長がもう高齢になっているなら、「君、店長やらない?」と言われることすらあります!
では、大学卒業した子はどうでしょうか?「僕は東大を卒業しました!」と誇らしげに履歴書を出しても、釣り具屋の店長さんは経験豊富なあなたのほうを、正社員として登用します!
専門学校で何か海洋関係の資格を取った子よりも、その店で3年間働いてきたあなたを、登用するでしょうね。
いかがでしたか?
とにもかくにも、高校生年齢というのは「失敗が許される」のです(笑)
だから、「学校にすらロクに登校できていないのだから大学生になってからバイトしよう」と考えるよりも、高校生年齢のうちにバイトにチャレンジしたほうがメリットが多いですよ♪
不登校であるがゆえにバイトにも適応できない子もいます。
しかし、学校には適応できなくてもバイトはがんばれる子もいます!学校では0点ばかりなのにバイトではリーダーになっちゃう子もいます!
やってみないとわからないですね♪