2-(6).wimdu(ウィムドゥ)
日本語表記:あり
本社地:ドイツ
登録物件数:約20万軒
2-(6)-1.ドイツ生まれ、ヨーロッパ最大の民泊サイト。
ヨーロッパはドイツに本社を持ち、ヨーロッパ最大の民泊サイトです。日本人にはあまり知られてはいませんが、サイトの訪問者数は世界で第4位に君臨する超大手。日本語にも対応していますし、日本の物件の登録数はAirbnb(エアビーアンドビー)に次いで2番目と言われいます。
2-(6)-2.ヨーロッパと深く関わりのある人は、チェックしておくと良いかも。
しかし、これといって特徴を持ってはいないので、日本人がわざわざ登録して利用するまでもないかもしれません。ヨーロッパに行くことの多い人、ヨーロッパに住む日本人の方などは、チェックしておくと良いでしょう。
2-(7).agoda(アゴダ)
日本語表記:あり
本社地:シンガポール
登録物件数:約15万軒
2-(7)-1.日本では無名でも、世界的にはかなり大きなホテル検索サイト。
「え、アゴダが!?」と思った人はなかなかの旅行通かも?agodaは、日本ではあまり浸透していませんが、ホテル検索サイトとしては世界最大級の市場を誇っています。シンガポールを拠点にしているだけあり、特にアジア地域で強いのですが、その反面アメリカ最大手の旅行会社プライスライングループに入っている全方向型企業です。
2-(7)-2.安宿に強い持ち味は、民泊との相性バツグン。
そのagodaですが、近年は普通のホテルだけでなく、民泊施設の登録も開始しはじめました。もともとagodaは、ゲストハウス(≒交流を重要視した安宿)に強みを持っているため、民泊の愛好ユーザーと重なる部分がありますから、相性はとても良いと言えるでしょう。
2-(8).Roomorama(ルーモラマ)
日本語表記:なし
本社地:シンガポール
登録物件数:約15万軒
2-(8)-1.Airbnbと同期くらいのかなり老舗な民泊サイト。
Roomoramaは日本人にはあまり知られていませんが、Airbnb(エアビーアンドビー)と同じように2008年に設立しており、民泊サイトとしてはかなり老舗と言えます。やはりAirbnbと同じく、自宅のアパートを貸すことから始めたホスト出身者の企業で、しかしシンガポールに拠点を移して展開していったのがAirbnbとの大きな違いでしょう。
日本語可能と紹介する情報サイトがありますが、現在は日本語表記は見受けられません。
2-(9).Flipkey(フリップキー)
日本語表記:なし
本社地:アメリカ
登録物件数:約30万軒
2-(9)-1.トリップアドバイザー傘下というブランド力ゆえ?手数料がかなり高い!
アメリカ・ボストンに本社を持つ民泊サイトで、特徴としてはあの有名なホテルクチコミサイト・トリップアドバイザーの傘下にあるということ。
トリップアドバイザーというブランドがあるからか、経営方針がなかなか強気で、ホスト側に掛かる手数料は契約成立時の3パーセントだけでなく、年間掲載料なる名目で399ドル~を徴収しています。さらにゲスト側の手数料も最大値が15パーセントで、これはかなり大きな数字です。
物件数30万軒はあまり多い数字ではありませんが、トリップアドバイザーが業界で大きな力を持っていますから、これから徐々に伸びていくかもしれません。
2-(10).OneFineStay(ワンファインステイ)
日本語表記:なし
本社地:イギリス
登録物件数:約1万軒
2-(10)-1.民泊では珍しい、高級路線がウリのサイト。
OneFineStayというイギリスの民泊サイトは、「高級路線」というコンセプトに活路を見出しました。というのも、世界各地の宿泊ユーザーに開放しておきながらも、民泊物件はロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ローマのセレブ都市に絞り、なおかつ立地の良い高級物件ばかりをそろえています。
2-(10)-2.欧米では、長い夏休みのバカンスで家が空くから、貸し出せる。
日本の場合、富裕層はあまり民泊として自宅を開放したがりませんが、欧米の場合、長く取得できる夏休みに家族そろってバカンスに繰り出す習慣があるため、その間に他の旅行者に貸し出す上手い循環が起きていて興味深いです。
また、一般家庭による民泊は基本的に安価なものが好まれるところ、高級路線のOneFineStayは130ヵ国ものユーザーに利用されているとのこと。他の民泊サイトとは逆のことをやって成果を上げており、事業戦略の上手さが光ります。たしかに、お金持ちの人の家というのを2日や3日は覗いてみたいですよね。
2-(11).CouchSurfin(カウチサーフィン)
日本語表記:なし
本社地:アメリカ
登録物件数:約20万軒
2-(11)-1.無料で泊まれる民泊サイト!それが CouchSurfin。
無料で泊まれる民泊があったら最高だと思いませんか?実は、すでに存在しているのです!それが CouchSurfin。
このサイトに登録しているサーファー(ホスト)の家であれば、世界中どこでも、無料で宿泊することができます。泊まるあなたも自宅を他の旅行者に無償開放する決まりになっていますが、都合に合わせていつでも「閉じる」ことができますし、必ずしもホストをしなくても構いません。ただ、できれば恩返し(恩の先送り)をしてあげましょう。
2-(11)-2.CouchSurfinは事業ではなく、慈善団体の啓蒙プロジェクト。
CouchSurfinは民泊サイトの名前ですが、同時に、「The CouchSurfin Project」というプロジェクトの名前でもあります。そう、CouchSurfinとは企業ではなく、慈善団体なのです。「互いに自宅をシェアすることで、皆がお金を掛けずとも寝床を得られるようにしようよ」という、寛容社会への啓蒙活動の一種で、これこそが本来の意味での民泊なのでしょう。
2-(11)-3.無償ゆえ、フランクなホストも少なくないが、手厚いホストもいる。
無償で寝床を提供してもらえるなんて夢のような話ですが、金銭の介入がないゆえ、かなりフランクにもてなしているサーファー(ホスト)も少なくありません。Couchとはソファーのことであり、「リビングのソファーでよければ泊まっていきなよ」というのが大本のコンセプトであるため、本当にリビングのソファーしか提供されないこともあります。反面、寝床だけでなく食事まで何食も提供してくれるホストもおり、そのクオリティの差を楽しめるようなおおらかさや前向きさが必須と言えるでしょう。