2 民泊が楽しくなったら、アイテムを充実させていこう。
民泊受け入れは、とりあえず始めてみて、様子を見ながら備品を増やしていくという考え方もアリです。がらんどうの寝室を整えて民泊を始める場合などは、このやり方でも良いかもしれませんね。
2-1.ライバルに差をつけよう!ゲストルームにあると喜ばれるアイテム。
稼働率をもっと上げたい人やゲストの満足度をもっと高めたい人は、このようなアイテムも準備してあげると良いですよ。
・読書灯…眠くなってから立ち上がって電気を消すのはおっくうですね。
・加湿器…日本の冬の乾燥は深刻なレベル。加湿器があれば快適度は◎。
・和を感じさせるインテリア…ヨーロピアンな内装よりも、和風が喜ばれます。
・近隣のガイドブックや英語の電車マップ…旅行情報を英語で提供できると◎。
・電源変換アダプタ…外国の家電を日本で使うための、コンセント変換アイテム。
・洋服ダンス…しっかりした洋服収納があると、長期滞在者が増えますよ。
・Wi-Fi中継機…リビングに置いたルーターの電波を、ゲストルームにもしっかり飛ばす。
・ポケットWi-Fi…海外SIMを持たない外国人旅行者にとても喜ばれる一品。
・エアコンの代わりにセントラルヒーティング…欧米式の暖房器具は体に優しく人気◎。
・ティッシュボックス…地味ながらもあると助かる重要な一品。
・掃除道具…特に長期滞在者向けに、ゲストルームにも備えつけておきたい。
何点か補足をしましょう。電源変換アダプタは、海外旅行をしない人にはなじみがないかも?家電量販店や大型スーパーのトラベルグッズ売り場で、2,500円くらいで売られています。Wi-Fi中継器もあまり一般的なアイテムではありませんが、客室の電波が弱いようならぜひ導入を。これも3,000円くらいで安価に見つけられるでしょう。ポケットWi-FiのレンタルはAirbnb(エアビーアンドビー)民泊独自の文化ですが、無料でサービスするのが一般的です。
2-2.ゲストの満足度を高めよう!共有スペースにあると喜ばれるアイテム。
民泊の良さは、「自宅にいるような至れり尽くせり感」と「異国の文化を感じられること」にあります。それを満たしてあげられるものを準備してみましょう。
・本棚…外国人でも楽しめそうな本をいくつか置いておこう。
・日本のおもちゃ…こま、かるた、けん玉など日本のおもちゃで遊ばせてあげよう。
・TVゲーム…みんなでわいわい楽しめるゲームがあると盛り上がる。
・たこ焼き器&ホットプレート…たこ焼きやお好み焼きでパーティをしよう!
・救急箱…ばんそうこうや綿棒、爪切りなど、ちょっとしたものは使わせてあげよう。
・ビニール傘…不意の雨降りに差し出すと、とても喜ばれる。持っていっても良いつもりで。
・朝食…激戦区で稼働率を上げたいなら、朝食サービスが効果抜群!セルフサービスでもOK。
2-3.ちょっと待って!それはあまり必要ないかも?
「きっと必要に違いない」と多くの人が感じるものでも、実際は民泊ゲストにはあまり望まれていないアイテムというのが、いくつかあります。
・ゲストルームのテレビ…外国人は日本のテレビをあまり見ない。リビングにあれば充分。
・使い捨てのアメニティ…ホテルによくある使い捨てのシャンプーや歯ブラシは、民泊ゲストにはあまり望まれていない。
・和室にベッド…和室なら布団でOK。外国人はむしろ布団のほうが喜ぶ。
民泊受け入れの準備をする際、ホテルに似せようと考える人は多いのですが、それはあまり正しくありません。特にテレビは何万円もする高額品ですから、導入は慎重に見極めましょう。使い捨てのシャンプーやスリッパなども必要なく、ご家族のものをシェアしてあげれば充分。