ますます注目を集める新時代の宿泊形態Airbnb(エアビーアンドビー)。
民泊という、「一般家庭のお部屋に泊まるスタイル」がその一番の特徴ではありますが、料金相場のほうはどうなっているんでしょうか?それはもちろん、民泊を経営する側の人も宿泊利用する側の人も、興味津々なことでしょう。
このページでは、日本におけるAirbnbの値段相場から、賢いお部屋の選び方や裏ワザ、高稼働率をキープするためのお部屋の値段の決め方まで、幅広くご紹介していきます。
1 まずはAirbnb(エアビーアンドビー)を知ろう。
Airbnb(エアビーアンドビー)や近年流行りの「民泊」がどのようなものか、すでに充分にご存知なのであれば、トピック1は飛ばしてくださってかまいません。
でも案外、【「知ったつもり」になっている人が多い】ようですよ!?
そのためこのページでは、まずはAirbnbがどのようなものかについて、ざっとご紹介していきます。あなたも民泊やAirbnbを誤解しているかもしれませんから、ぜひトピック1の紹介から、順に読んでみてくださいね!(本当に値段相場の話だけを知り合いならば、トピック2にジャンプしてください。)
1-1.Airbnb(エアビーアンドビー)とは、アメリカ発の、ホテルとは一線を画したバラエティ豊かな宿泊施設群。
Airbnb(エアビーアンドビー)は、2008年にアメリカで始まりました。宿泊費用の高騰するアメリカにおいて(実際、ヨーロッパと比べてもアメリカ各都市の宿泊相場は高めです)、安く泊まれる施設を作れないか、ということから始まった、ベンチャー企画だったのです。
しかしそれは、世界規模の市場拡大とともに、意図もまた拡大していき、「ホテルサイトでは見られないような、ユニークな施設に泊まれますよ」!ということが一番のウリとして、サイトトップで謳われるようになります。
実際、廃列車やテント、ツリーハウスなど、さまざまな物件が登場して、賑わいを増していきました。廃列車やツリーハウスでは、ホテルに見られるような防犯設備などはカバーできないわけですが、つまり宿泊施設として、参入の敷居はとても低かったのです。そのため、一般的な家屋の一部屋を提供する、いわゆる「ホームステイ」タイプのお部屋が増えていきました。
1-2.「あくまでゲストハウス(安宿)の延長線上」というわけではない!
日本における本格的普及は、先進諸国から遅れること2年ほど、2014~15年頃と言えます。
しかしこれを牽引したのは、「宿泊利用する側」ではなく、「経営者側」でした。不動産投資の新しいスタイルとして、「普通に賃貸に出すより儲かるぞ!」というフレコミで、広まっていったのです。
そのため、ニュースで取り沙汰されるのは、収益効率ばかりを重視した、寮のような多人数収容タイプの客室ばかりだったのです。
そこから日本人大衆の一般認識は、「要するに、若者たちが利用するゲストハウス(安宿)をマンションや民家でやってんだろう?」といったものになりました。
しかし実情は、そうでもないのです。
【Airbnb(エアビーアンドビー)に登録しているお部屋の中には、昔ながらのホームステイのニュアンスで、お客さんとの交流体験を楽しむことを主目的として、家の一部を提供しているような客室(家主)も、けっこう多いのです。】
そして今や、宿泊客として利用しているユーザーの一番の意図は、そうした「ホームステイの暖かさ・面白さ」なのです。ご存知でしたかな?どうも、知らない人が多いようなのです!
また、日本のニュースメディアでは、Airbnbと言えばトラブルの話題ばかりですが、トラブルを多発させているのは、投機目的でお客さんと交流をしない(代行業者に委託してカギの受け渡しをしている)、無機質なタイプの物件ばかりなのです。昔ながらのホームステイ・タイプのお部屋では、騒音問題などのトラブルは、ほとんど起きていないのです。
1-3.珠玉混交。いろんな客室があるのです。
宿泊業の参入としては、既存のホテルや旅館、ゲストハウスよりもずっと敷居が低いので、客室施設がバラエティに富んでいる反面、あまり質のよくないものも入り混じっているのが現状です。
そのため、宿泊客としてAirbnb(エアビーアンドビー)を利用するなら、リスティング(お部屋の詳細ページ)をよくよく吟味することが重要です。