世界ではシェア率が落ち始めているiPhoneですが、日本では相変わらずダントツの人気を誇っています。
日本はミーハーな人が多いという理由もあるかもしれませんが、ひょっとすると日本人にiPhone好きが多いのは、iPhoneのカメラ機能が非常に高性能だからかもしれません。なにしろ日本人は、SNSで料理やスナップの写真をアップすることも、世界で最も愛してやまない人種。スマートホンのカメラ機能が優秀であることは、他国の人々よりずっと重要なことなのかもしれません。
そして、iPhoneのカメラというのは、実際スゴいのです!元々、芸術家向けのパソコンを作っていた会社であるため、カメラに対するこだわりも人一倍強いのでしょう。そして、これらのAppleのガイダンス動画を見ていると、Appleの開発チームはよほどカメラに詳しく、そして入れ込んでいることがわかります。大きなレンズを積めないからといって妥協に入ったりはせず、スマートホンに出来うる最高のカメラを目指して開発しているのですね。
さて、前置きが長くなりましたが、タイトルどおりこの記事では、Apple社が正式に発表している、iPhoneカメラでの写真撮影テクニックについてご紹介します。
1.iPhoneカメラでキレイな写真を撮る20のテクニック!
それではさっそく、 iPhoneカメラでキレイな写真を撮る全20個のテクニックを、具体的にご紹介していきます。動画を見ながら読むことで、さらにわかりやすくなるでしょう。
テクニック1:背景をボカすポートレート(人物写真)の撮影方法。
テクニック2:動画の撮影中に写真も同時に撮影する方法。
テクニック3:朝焼け/夕焼けの時間帯にキレイな写真を撮る方法。
テクニック4:ズームアップ写真の2つの撮影方法。
テクニック5:シルエット写真の撮影方法。
テクニック6:クローズアップでの撮影方法。
テクニック7:縦方向に長いパノラマ写真の撮影方法。
テクニック8:タイマーを使った自撮り撮影の方法。
テクニック9:片手で自撮り撮影する方法。
テクニック10:フラッシュを使わずに明るい写真を撮る方法。
テクニック11:ユニークな(斬新な)アングルでの撮影方法。
テクニック12:大胆かつシンプルな写真の撮影方法。
テクニック13:逆光の中でキレイな写真を撮影する方法。
テクニック14:モノクロ写真の撮影方法。
テクニック15:街灯の下など、暗い場所でもノイズが乗らない撮影方法。
テクニック16:地平線・水平線のキレイな撮影方法。
テクニック17:動きのある被写体のキレイな撮影方法。(連写での撮影方法。)
テクニック18:グループスナップで背景をキレイにボカす撮影方法。
テクニック19:寝顔の優しい撮影方法。
テクニック20:キレイ&簡単に写真を自動補正する方法。
テクニック1:背景をボカすポートレート(人物写真)の撮影方法。
iPhone7 Plusからはついに、レンズを2つ(複数)搭載することによって、一眼レフカメラのように背景をボカす撮り方が出来るようになりました!まずはこの機能を活用した、美しいポートレート(人物写真)の撮影方法です。とても簡単ですね。
手順1:画面をスワイプして、撮影モードを「ポートレート」に切り替える。
手順2:被写体をタップし、ピントを被写体に合わせる。
手順3:「被写界深度エフェクト」の文字が黄色に反転するまで待つ。フォーカスフレームも黄色になります。
手順4:シャッターボタンを押す。
テクニック2:動画の撮影中に写真も同時に撮影する方法。
ご存じでしたか!?iPhoneのカメラは、動画の撮影中に写真も同時に撮影することが出来てしまうんです!旅行中など、動画も写真もどちらも残したくて迷ってしまうことがありますが、実はiPhone一台でこの問題は解決してしまうんですね。これは絶対チェックしておきましょう!なお、動画からトリミングをするよりもキレイな写真が得られます。
手順1:画面をスワイプして、撮影モードを「ビデオ」に切り替える。
手順2:赤いボタンを押して動画撮影を開始する。
手順3:動画撮影が始まったら赤いボタンのすぐ真横に注目!ここに登場した白いシャッターボタンを押せば、動画撮影中にもかかわらず写真が撮れる。
なお、この方法ならシャッター音を鳴らさずに写真を撮ることが可能です。赤ちゃんの寝顔や繊細なペットを撮るときなどに活躍しそうですね。
テクニック3:朝焼け/夕焼けの時間帯にキレイな写真を撮る方法。
夕日が沈み入る直前直後の時間帯や、朝日が顔を出す直前直後の時間帯、空が幻想的な色になることから、「マジックアワー」や「ゴールデンアワー」と呼ばれるのはご存じですか?
このときに、黄金色に輝く太陽光をうまく利用すると、被写体が美しい色に染まったカッコイイ写真が撮れるのです。明度を下げるのがポイントですね。それによって、よりプロっぽいクールな感じになります。バリ島など行った際には、真っ赤に燃える夕日でトライしてみたいですね!
手順1:日没時刻にゆとりを持ってスタンバイする。
手順2:被写体の人には、後ろから太陽光を浴びる向きでポーズをとってもらう。
手順3:iPhoneのカメラ画面で被写体をタップし、ピントを合わせる。
手順4:明度調整のバーを下側にスライドして、明度を下げる。
手順5:シャッターボタンを押す。
テクニック4:ズームアップ写真の2つの撮影方法。
お使いのあなたはもちろんご存じですよね?iPhone7 Plusからは2つ(複数)のカメラレンズを装着したことにより、ついに光学ズーム(画質を下げないズーム)まで可能になりました!厳密に言えば、ズームがレンズしたのではなく望遠用のレンズに切り替わっただけなのですが、とにかく画質を落とさずにズームが出来ます。そしてもちろん、従来どおりデジタルズームも可能です。
光学ズームの手順:カメラ撮影に入ったら、シャッターボタンのすぐ上にある「1×」ボタンをタップ。これでズームのレンズに切り替わる。
デジタルズームの手順: カメラ撮影に入ったら、シャッターボタンのすぐ上にある「1×」ボタンをタップし続ける。するとズーム調整バーが出てくるので、これを好みの倍率に調整。デジタルズームはズームすればするほど画質が荒くなるので要注意!それでも活用価値はあります。
テクニック5:シルエット写真の撮影方法。
雑誌など眺めていると、時々シルエットだけがくっきり浮かび上がったカッコイイ写真を見かけますよね。こうしたシルエット写真、どのように撮影するかご存じでしたか?
手順1:日没時刻に、太陽を背にして被写体にポーズを決めてもらう。
手順2:iPhoneのカメラを起動。画面を長押しする。しばらくすると「AE/AFロック」という表示が出るので、これでフォーカス&明るさを固定する。
手順3:太陽マークの露出スライドバーを下側に下げ、露出値を落とす。
手順4:シャッターボタンを押す。
テクニック6:クローズアップでの撮影方法。
ペットの鼻や口などにカメラが近付いた、画面いっぱいにその鼻や口が広がるような写真。こうしたものをクローズアップ写真といいます。いっとき、この手法で撮られた犬やネコのポストカードがとても流行りましたね。そうした写真が、お手持ちのiPhoneでも撮れてしまうのです!
手順1:iPhoneのカメラレンズを被写体の10センチくらいのところまで近づける。
手順2:被写体をタップしてピントを合わせる。ピントが合うと黄色いフォーカスフレームと太陽マークの露出スライドバーが現れる。
手順3:太陽マークをスライドして露出値(明るさ)を調整する。
手順4:シャッターボタンを押す。
テクニック7:縦方向に長いパノラマ写真の撮影方法。
ソニーが考案したスウィング式のパノラマ撮影機能を、iPhoneも採用しています。これを使うと、風景がより広範囲に、ダイナミックに撮れますよね。実はこの機能、縦方向に長い写真も撮ることができるって、ご存じでしたか?縦方向にパノラマを延ばせば、エッフェル塔やスカイツリーを印象深く写せたり、渓谷の谷間やグランドキャニオンを大迫力に撮ることができます。
手順1:iPhoneのカメラを起動。画面をスワイプして、撮影モードを「パノラマ」に切り替える。
手順2:iPhoneを横長にかまえ、シャッターボタンを押す。
手順3:パノラマ撮影のガイドグリッドが表示されるので、それを参考にしてゆっくりと上にずらしていく。
テクニック8:タイマーを使った自撮り撮影の方法。
iPhoneにもタイマー撮影機能があるのですが、使ったことはありますか?タイマー撮影機能は、一人旅やグループスナップを撮るときに重宝するだけでなく、夜景を撮影する際などにピンボケを抑えることにも役立ちます。タイマー撮影機能を使って自撮りすると、普通の自撮りよりもカメラとの距離をとることが出来るので、風景をより大迫力に表現することができますよ。
手順1:iPhoneのカメラを起動。自撮りが目的なら、シャッターボタン右のカメラ切り替えボタンをタップして、フロントカメラに切り替える。
手順2:時計マークのアイコンをタップし、さらに「3秒」か「10秒」かを選択する。
手順3:シャッターボタンを押すとタイマーカウントが始まるので、急いでポーズを決める。
テクニック9:片手で自撮り撮影する方法。
日本人に大人気な自撮りに関するテクニックをもう1つ続けましょう。iPhoneでは、音量ボリュームボタンがカメラのシャッター機能を兼ねていること、ご存じでしたか?自撮りのアングルの場合、画面上のシャッターボタンをタップするよりも、本体側面にあるボリュームボタンを押し込むほうが撮影しやすいです。画面がブレにくいですし、構えたその手でシャッターも押せます。というよりも、自撮りの時以外もボリュームボタンでのシャッター切りは便利!
手順1:ロック画面から、カメラを持つ手で左にスワイプ。片手でかつすばやく、カメラを起動できます。
手順2:iPhoneのカメラが起動したら、自撮りが目的なら、シャッターボタン右のカメラ切り替えボタンをタップして、フロントカメラに切り替える。
手順3:アングルを決め、ピントを合わせる。
手順4:シャッターボタンではなく、ボリュームボタンを押す。ボリュームは上でも下でもどちらでもOKです。
テクニック10:フラッシュを使わずに明るい写真を撮る方法。
フラッシュは、暗い場所での撮影に便利ですが、しかし画像が不自然な雰囲気になるので、好まない人は多いことでしょう。また、観光地やお店の中などでは、フラッシュ撮影を禁止ていることも多いです。それでも被写体を明るく写して記念写真を残したい。そんな場合、このような撮影テクニックはいかがでしょうか?
手順1:ネオンなど、強い光を放つものを探して、被写体はその前に立つ。
手順2:iPhoneのカメラを起動し、フラッシュを「オフ」に設定する。
手順3:被写体をタップし、iPhoneに明るさを自動調整してもらう。後ろに光源があることにより、被写体が明るく写っているはず。明るさが不充分であれば、太陽マークの露出スライドバーで明るさを調整する。
手順4:シャッターボタンを押す。
テクニック11:ユニークな(斬新な)アングルでの撮影方法。
写真において、第一印象で見る人の心を掴むのは、構図・アングルです。しかし、そうとはわかっていても、なかなかプロのカメラマンのようなカッコイアングルを探し当てることは難しいですよね。そんなアングル選定の方法についても、Appleはレクチャーしてくれています。ポイントは、良いアングルを選ぼうとするよりも、様々なアングルをどんどん試すことですね。
手順1:被写体を決める。
手順2:iPhoneカメラを左右に傾けてみたり、しゃがみこんで下から見上るように覗き込んでみたりと、アングルを色々と実験する。必要に応じて被写体にポーズを変えてもらう。その都度シャッターを押し、様々なアングルの写真をとりあえず撮る。
手順3:様々に撮った中から、カッコイイアングルで撮れたものを選び出す。プロは案外、1つの写真のために何十枚もシャッターを切っているものです。
テクニック12:大胆かつシンプルな写真の撮影方法。
写真の上手い人は、大胆なことをサクっとやってのけます。しかしこれは、テキトウにやっているわけではなく意外と緻密に計算されていたりします。テクニックがあるんですね。コツさえ覚えれば、色々と応用できるようになりますよ。
手順1:ヴィヴィッドな色の壁などを探す。
手順2:被写体は、なるべくシンプルなポーズをとる。
手順3:被写体に太陽のほうを向いてもらい、背中に影が伸びるようにする。
手順4:太陽マークの露出スライドバーを上下して、明るさを調整する。
手順5:シャッターボタンを押す。
テクニック13:逆光の中でキレイな写真を撮影する方法。
逆光の状態で普通に写真を撮っても、太陽光で写真がぼやけてしまいますよね。これをくっきり撮るために、iPhoneや近年のカメラは「HDR」という機能を備えています。HDRとは、明度の異なる写真を3枚同時に撮影し、それを合成することで自然な明るさの写真に仕上げる機能のこと。そして、さらにもう一工夫を加えることで、逆光時の写真がとてもキレイにクールに仕上がります。
手順1:逆光の被写体にiPhoneカメラを向けたら、「HDR」機能をオンに設定する。
手順2:画面を長押しする。しばらくすると「AE/AFロック」という表示が出るので、これでフォーカス&明るさを固定する。
手順3:太陽マークの露出スライドバーを上下し、明るさを調整する。
手順4:シャッターボタンを押す。プロっぽい独特の仕上がりになります。
テクニック14:モノクロ写真の撮影方法。
今も昔も人気のモノクロ写真(シロクロ写真)。上手な人のモノクロ写真は、クールでカッコイイですよね。これ、撮影後にただモノクロエフェクトを掛ければよいというものでもないんです。本当に美しいモノクロ写真は、モノクロになったときのことを想定したうえで背景や構図が調整されています。そのテクニックも、Appleはレクチャーしてくれていますよ。
手順1:明るい場所、暗い場所のハッキリした、コントラストの強い背景を探す。ペールカラーが何色も並んでいてキレイでも、モノクロにしたときにはまったく意味がありません。
手順2:撮影する。
手順3:画像編集アプリに移動する。ここには、「モノ」「トーナル」「ノアール」と3種類のモノクロフィルターが用意されているので、よりカッコよく見えるものを選択する。
手順4:最後に、明度を微調整する。太陽マークのアイコンです。
テクニック15:街灯の下など、暗い場所でもノイズが乗らない撮影方法。
街灯程度の光源しかない場所やカラオケボックス、居酒屋のような暗い店内では、iPhoneで写真を撮ってもノイズが入ってしまってあまりキレイな写真になりません。一眼レフカメラの場合、こんなときはISO感度の値を上げて対応しますが、iPhoneではどのようにすればノイズを軽減できるのでしょうか?
手順1:iPhoneのカメラを起動し、フラッシュをオフにする。
手順2:被写体にカメラを向けたら、iPhoneの画面を長押ししする。しばらくすると「AE/AFロック」という表示が出るので、これでフォーカス&明るさを固定する。
手順3:太陽マークの露出スライドバーが出現するので、これで明るさの値を下げる。するとノイズの発生が軽減できる。
手順4:手ぶれに気を付けながら、シャッターボタンを押す。
テクニック16:地平線・水平線のキレイな撮影方法。
旅行が好きなら、地平線や水平線の絶景にお目にかかることも多いことでしょう。これをキレイな写真に残せると、深く思い出に残りますし、友達にも自慢できます!
手順1:iPhoneのカメラを起動し、設定画面から「写真とカメラ」に進んで、「グリッド」をオンにする。グリッドとは格子線のことで、アングルを水平・垂直に保ちやすくする補助の役目を果たします。
手順2:「HDR」の機能をオンにする。
手順3:地平線・水平線を、グリッド線にちょうど合わさるようにアングルを決める。こうすることでキレイな水平になるだけでなく、黄金比と言われる2:1または1:2の美しい構図が得られます。これだけで一段とプロっぽい写真になりますね!
テクニック17:動きのある被写体のキレイな撮影方法。(連写での撮影方法。)
スポーツシーンや子供の遊びシーンなど動きの激しい場面は、iPhoneやスマートホンは苦手と言われています。でも、F1が好きなあなたも子煩悩なあなたも、一眼レフを買わなくても大丈夫。iPhoneの連写機能を上手く使えば、動きのある被写体もキレイにカッコよく撮ることができます。
手順1:動きのある被写体にiPhoneのカメラを向ける。
手順2:シャッターチャンスの前後でシャッターボタンを「長押し」する。長押しすることで、連写撮影ができます。
手順3:連写撮影した場合、iPhoneの本体がオートでベストショットを選択してそれを表示してくれるが、それがあなたの思うベストショットと異なるとしても大丈夫。フォトアルバムから連写した写真を表示し、「選択」をタップ。すると、連写の際に撮影された写真がすべて表示される。その中からあなたの思うベストショットを選んで表示し、「完了」をタップ。さらに「お気に入りのみ残す」をタップすると、他の写真は削除される。iPhoneのデータ容量が無駄に圧迫されるのもこれで防げます。
テクニック18:グループスナップで背景をキレイにボカす撮影方法。
レジャーが楽しかったのを最も思い出せるのは、仲間たちとの笑顔に満ちたグループスナップを見返すときですよね。グループスナップも、背景を効果的にボカして人物を浮き立たせ、カッコイイ一枚に仕上げましょう。
手順1:iPhoneのカメラを起動して、撮影モードを「ポートレート」に設定する。
手順2:被写体の仲間たちにカメラを向ける。
手順3:白いフォーカスフレームが人数分きちんと表示されたら、「被写界深度エフェクト」をオンにする。白かったフォーカスフレームが黄色に変われば、背景はしっかりボケけています。
手順4:シャッターボタンを押す。
ちなみに、ポートレート撮影機能・・・つまり背景ボカし機能は、自撮り用内側カメラでは使えません。そのため、このポートレート撮影機能について知っている人に撮影を頼むか、知っているあなたが撮影する必要があります。
テクニック19:寝顔の優しい撮影方法。
幸せそうに眠っているペット、ものすごい格好で眠ってる子供・・・寝顔をコッソリ撮影したくなってしまうことはよくあります。でも、音を立てると起きてしまって、せっかくのシャッターチャンスを失ってしまいますし、そもそも起こしてしまってはかわいそうですよね。そんなときは、こんなテクニックを使って優しく撮影しましょう。
手順1:寝顔のシャッターチャンスを逃さないよう、ロック画面から直接左にスワイプして、すばやくiPhoneカメラを起動する。
手順2:マナーモードスイッチをオンにして、シャッター音を消す(日本版のiPhoneではシャッター音は消せません)。
手順3:被写体への接近はほどほどにし、シャッターボタンのすぐ上にある「1×」を押してズームをする。
手順4:被写体をタップしてピントを合わせ、さらに太陽のアイコンを上下に操作して明度を調節する。
手順5:シャッターボタンを押す。
テクニック20:キレイ&簡単に写真を自動補正する方法。
どうやら写真の上級者たちは、撮った写真をそのまま公開しているのではなく、パソコンの画像編集ソフトを使って画質補正というお化粧を行っているという話、聞いたことはありませんか?実は写真がプロっぽいか素人っぽいかどうかは、この画質補正がかなり大きなカギを握っています。でもパソコンに詳しくない人や、もっぱらiPhoneですべてを済ませてしまうタイプの人は画質補正が難しい・・・。と思いきや、スマートホンの中でもほかならぬiPhoneの場合、この画質補正がとても簡単に、しかもキレイに、行えてしまうのです!
これまでの撮影テクニックはどれもお手軽なものでしたが、百歩ゆずってそれすらもよくわからない、面倒くさい、という人も、この自動補正だけは知っておいたほうが良いですよ!
手順1:写真を撮る。または画質補正したい写真をフォトアルバムから表示させる。
手順2:あみだくじのようなマークの調整ボタンをタップし、編集画面に移動する。
手順3:画面右上の魔法のステッキのようなアイコンが自動補正のボタンなので、これをタップ。デモ動画の写真だとわかりにくいのですが、多くの場合、もっとクッキリと画質補正がかかり、写真の見栄えがぐんと良くなります。自動補正の機能が、写真の明度、彩度、赤目などなどを自動で一気に補正してくれるのです!まれに、自動補正を掛けないほうが見栄えの良い写真もあるので、その都度仕上がりを確認しながら、自動補正するかしないかを決めましょう。
2.iPhoneカメラの超重要な便利機能をおさらい!
上記で紹介した20個のテクニックには、頻繁に用いられている機能がいくつかありますよね。これらの機能だけでも使い方を覚えておくと、あなたのiPhoneカメラライフはとても充実したものとなるでしょう。
(1)被写界深度エフェクト
「被写界深度」という言葉を使うと難しく聞こえますが、ようは「ボケ味調整エフェクト」です。普通のカメラで「絞り値」「F値」と呼ばれるものと同じようなものです。iPhoneでも一眼レフカメラのようにボケ味ある写真を撮るための機能で、絶対に覚えておきたいですね!
上記では人物撮影に用いていましたが、もちろん人物以外の被写体でも活用できます。テーブルの上の料理や小物を目立たせたいときなども、この機能を使ってみましょう。
(2)連写機能(バーストモード)
連写機能は、特定のボタンがないのでわかりにくく、でも活用度の高い便利機能です。知らないとわかりませんが、知ってしまえばシャッターボタンを長押しするだけの超単純なものなので、誰でも使いこなせるでしょう。
スポーツシーンを撮るときだけでなく、友達とワイワイはしゃいでいるシーンも連写で撮ってみると、みんなが良い顔で写っている写真がきっと簡単に見つかります。
(3)動画撮影時に写真も撮影
他のカメラ端末ではなかなか見られない、ユニークで、でも活用度の高い便利機能です。動画を撮影中にシャッターボタンを押すだけで、写真も撮ることができます。
後から動画をトリミングするよりもずっと簡単で、かつ鮮明な写真を得られますよ。
旅行に行くお友達には、ぜひこの機能を教えてあげてください。珍しい貴重な風景は、動画で残そうか写真で残そうか、迷ってしまうものです。
(4)光学ズーム
iPhone7はデュアルレンズの効果により、デジタル処理で画像を引き延ばさなくてもズームが出来るようになっています。「1×」のボタンを押すだけの簡単操作で、とっさの場面もすぐに活用できますよ。デジタルズームも場合によっては有効なので、併せて使い方を覚えておきましょう。
(5)HDR機能
「何か良い写真が撮れるんだろうけどよくわからない・・・」と思っていた人が多いのでは?HDR機能とは、明るい部分と暗い部分が混在する逆光シーンなどで、画面全体をくっきり写してくれる機能です。いつもオンにしておくべきものではなく、逆光や明暗差が大きなシーンだけオンにします。
この機能の意味が理解できると、今思っているより便利なものだと感じるでしょう。
いかがでしたか?
たかがスマートホンとあなどらずに、iPhoneのカメラ機能をしっかり理解して使いこなせば、驚くほどキレイな写真を撮ることが出来ます。上級者は本当に、一眼レフカメラ並みにキレイな写真を、iPhoneで撮っていますね。
コツは、ここで紹介した20のテクニックを、一度に覚えようとしないことです。1日に1つだけに絞って、何時間もかけて徹底的に練習して、体に染み込ませていきましょう。カメラのスクールも、実はそのように撮影技術を教えています。1日に1つの技術だけを徹底的に実践させて、教え込んでいるのです。こうした根気のある人が、カメラの上級者になりますね。
使っているのがiPhoneでも、キレイな写真を自由自在に操れるなら立派な上級者です。インスタグラムでもみんなの注目を集めることができますし、写真の仕事を依頼されることもあるかもしれません!