老人ホームを選ぶとき、人によっては本当に様々な要素を検討しています。
老後が長くなったり、末期における在宅介護の大変さから、老人ホームの中で「看取り」を迎えることを覚悟して、あらかじめそれに適した施設を選んでおこう、と考える家庭もあるでしょう。
「看取り」は、対応している施設種としていない施設種がありますね。
介護サービスの付帯する施設種では「看取り」対応であることが多い。
「看取り」に対応している施設種であるかどうかは、ある程度簡単に見極めることが出来ます。
「介護サービス」を標準で付帯している施設種は、看取りまで対応していることが多いです。
老人ホーム施設の中には、介護サービスが標準では付帯していないものもあること、ご存じでしょうか?
たとえば「介護付き有料老人ホーム」は介護サービスが付帯しますが、住宅型有料老人ホームでは介護サービスが付帯しない施設も多いのです。同じ「老人ホーム」でもややこしいですね。
介護サービスが付帯している施設種は?
一般的に介護サービスが付帯している施設種は次のとおりです。
特養(特別養護老人ホーム)
老健(介護老人保健施設)
介護医療院
ケアハウス(介護型)
介護付き有料老人ホーム
これらの施設種であれば、看取りまで対応しているものが多いでしょう。
介護サービスが付帯していない施設種は?
一般的に介護サービスが付帯していない施設種は次のとおりです。
ケアハウス(一般型)
住宅型有料老人ホーム
グループホーム
サービス付き高齢者向け住宅
シニア向け分譲マンション
これらの施設種では、看取りまで対応していないものが多いです。とはいえ施設によっては対応しているので、よく確認をしてみましょう。
「看取り」に対応していない老人ホームに入ると、いずれは転居が必要。
つまり、「看取り」に対応していない老人ホームに入ると、死期が近付いてきたと思われる段階では他の施設や自宅に移る必要性が出てきます。
とはいえ、まだ60歳で元気な人が、看取りを見据えて施設を決めるというのはあまり一般的ではありません。やはりその段階で自分が入りたい、自分にフィットしていると感じられる施設を選ぶべきでしょう。
そして看取りが近くなったときに、適した施設に転居すればよいです。
いかがでしたか?
要介護度5、認知症重度、ガンなどの大病で末期である、といった状態なら、「看取り」までを見据えて対応してくれる施設を選んだほうが良さそうです。
ご家族の施設の好みとケアマネージャーさんの意見が大きく食う違いとき、ケアマネージャーさんは看取りをしてもらえる施設を選ぶべきと考えていて、しかし不謹慎だと思ってそれをはっきりとは言えないのかもしれませんね。