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「USB充電機能」がスゴい!カメラ買換えの決定打になる役立ち機能!


デジタル一眼レフカメラが市場に登場してから10余年が過ぎ、画質の面での進化は各社ともにほぼ頭打ちの様相を呈してきています。近年はもっぱら、動画撮影やタッチパネル、スマートホンとの連携など、利便性を追求する機能の付加が一眼レフカメラの大きなバージョンアップ要素。

若者や流行りもの好きなユーザーにとっては、これらの進化はワクワクと面白いかもしれませんが、純粋に静止画の画質だけを求めるユーザー、どんな撮影シーンでも自分の技術力でカバーできてしまう玄人ユーザーなどにとっては、わざわざ10万円以上も出して買い替えるほどの魅力が感じられず、カメラを買い替えるタイミングが見つからないまま10年が経ってしまった・・・という人も少なくないことでしょう。


そのような「買い控え組」の人々にとって、カメラ買換えの決定打になるお役立ち機能を紹介したいと思います。それは、「USB充電機能」です!



1.デジタル時代のカメラの最大の不便は「電池の持ち」の悪さ・・・。

フィルムカメラ時代からのカメラ愛好者の人々は覚えていることでしょう。そして痛感して困惑したことでしょう。フィルム時代は、「電池交換(充電)」などという概念は無に等しく、せいぜい1年に一度くらい交換すればそれで良いものでした。しかしカメラがデジタルになり、特に液晶モニターを搭載しはじめたことにより、撮影に要する電力は大幅に増え、カメラにとって「電力」という栄養源が不可欠なものに変わりました。そのためデジタルカメラでは、人によっては1日に1度くらいものハイペースで、充電をしなければなりません。

フィルム時代を知る人々にとってこの「充電」という手間はわずらわしく、そのため2000年代のコンパクトデジカメには、「単3電池でも駆動できる」ということをウリにした機種も少なくなかったものです。内蔵電池を充電しなくても、コンビニに駆けていって単3電池さえ買ってくれば、すぐにまた撮影ができたわけですね。電圧の問題などある海外旅行先でも、乾電池で済むこの機能は重宝されたものでした。


あぁ、そういうえばそんな時代もあったなぁ。


携帯電話やスマートホンの影響もあり、デジタル機器を毎日充電するという習慣はかなり染みついてきたものだとは言えますが、しかしそれでもカメラの場合、「一日すら充電が持たない」ということが起こりえます!連写をしたり、何百枚も撮ったりするなら、ものの数時間で充電がなくなってしまいますよね。


それは、カメラに情熱を持っていればいるほど起こり得ることであり、本格的なカメラであればあるほど起こり得ること・・・。


この問題、どうにかならないのでしょうか?



2.「USB充電機能」の付いたカメラなら、ちょっとした移動の合間にパワーチャージ!

この「充電問題」を大幅軽減してくれるのが、近年のデジタルカメラに搭載されはじめている「USB充電機能」なのです。近年カメラに付加されるようになった便利機能の中でも、「この「USB充電機能」は群を抜いて役に立ちます!


「USB充電機能」には、このような4つの便利メリットがあります。


(1)屋外だろうとバスの中だろうと、どこでもカメラを充電できる!

(2)予備バッテリーを2つも3つも買わなくて済む。

(3)充電器や充電コードを持ち運ばなくても済む。

(4)充電池をカメラから取り出さなくて良いので「電池が無い!」という事態にならない。


一つ一つのメリットを、さらに細かく解説していきましょう。


2-(1)屋外だろうとバスの中だろうと、どこでもカメラを充電できる!

「USB充電機能」のあるカメラは、コンセントに電源ケーブルを繋がなくても、USBケーブル経由でカメラを充電することが出来ます。するとつまり、ポータブル型のスマートホン用充電器などを使えば、屋外だろうとバスの中だろうと、どこでもカメラを充電することが出来るのです!

たとえば、清水寺で思いがけず写真を撮り過ぎてしまい、すでにもう充電が赤ランプ!という場合にも、銀閣寺に移動している間にパワーチャージを済ませてしまえるのです。これは非常に便利ですね!


2-(2)予備バッテリーを2つも3つも買わなくて済む。

カメラの思わぬ充電切れに対しては、予備バッテリーを2つ3つ持ち歩いておくことで対処している人が多いことでしょう。これでももちろん、一日に何百枚でも何千枚でも撮れるようになります。

しかし、カメラの予備バッテリーというのは、思いのほか高額です!コンパクトデジカメの小さな電池パックなら2,000円程度でも買えますが、一眼レフ用の大きなものだと6,000円、7,000円は当たり前。2つも用意するならそれだけで10,000円を超えてしまいます・・・・


それに対して「USB充電機能」を活用するなら、スマートホン用のポータブル充電器を1つ用意すれば済みます。すでにスマートホン用に持っている人も多いでしょうし、新たに買うとしても、大容量のものがわずか2,000円くらいでいくらでも売られています。

コストパフォーマンスの面では圧倒的に有利ですね!


2-(3)充電器や充電コードを持ち運ばなくても済む。

カメラは、付属品を持ち運ぶ煩わしさもバカになりません。充電器やケーブルも例外ではなく、古いものであればあるほど、無駄に大きく重たいですね。

これが、「USB充電機能」のある機種であれば、短いUSBケーブルとスマートホン用のポータブル充電器だけで済んでしまいます。USBケーブルはどのみちパソコンとの接続用に携帯していることが多く、スマートホン用のポータブル充電器もスマートホン用に携帯している人が多いことでしょう。すると、「ありもの」だけでカメラのパワーチャージを済ませることが出来てしまうのです!


2-(4)充電池をカメラから取り出さなくて良いので「電池が無い!」という事態にならない。

また、「USB充電機能」のうれしいメリットの一つが、充電池をカメラ本体から取り出さなくて済む点にあります。撮影会の前の晩、「用意周到に!」といきんで充電池をはずして充電しておいたら、翌朝それをカメラ本体にセットしないまま出掛けてしまって、まったく写真が撮れなかった・・・!なんてヒサンな事態を経験したことのある人は少なくないのでしょう。特にカメラの初心者は、頻繁にやらかしてしまいがちなアクシデントです。


しかし「USB充電」機能があるなら、充電池をカメラから取り出さなくてもパワーチャージが行えるので、大切な撮影時に「あ、電池が無い!」というヒサンなことにはなりません。



3.「USB充電機能」を搭載している一眼レフカメラはコレ!

ここ5年ほどの間に、カメラメーカー各社、様々な便利機能をあれこれと凝縮搭載するようになっていますが、「USB充電機能」に関しては搭載しているメーカーは少ないです。2017年夏現在では、SONYソニーのα(アルファ)シリーズだけ。


「USB充電機能」を搭載している機種一覧。

  • SONYソニー α9

  • SONYソニー α99

  • SONYソニー α7S Ⅱ

  • SONYソニー α7R Ⅱ

  • SONYソニー α7 Ⅱ

  • SONYソニー α7S

  • SONYソニー α7R

  • SONYソニー α7

  • SONYソニー α6500

  • SONYソニー α6300

  • SONYソニー α5100


SONYソニー α(アルファ)シリーズのレンズ交換式のカメラに関しては、ほとんどがこの機能を搭載していますが、ミラーレスのエントリーモデルであるNEX-7、NEX-5N、NEX-C3、NEX-3、NEX-5シリーズは非搭載なのでご注意ください。人気機種「α7」シリーズや、発売されたばかりのα9 ILCE-9はばっちり搭載しています。

※SONYソニーの公式サイトの各機種の仕様一覧では、この機能のことを「USB給電」と表記しています。


なお、長らくカメラを買い替えていなかった人には「家電屋SONYソニーのカメラなんて信用ならない!」と思ってしまう人が多いかもしれませんが、偏見を持たずに実機や仕様、クチコミコメントをチェックしてみてください。ご存じかとは思いますが、α(アルファ)シリーズはもともとカメラの専門メーカーであるコニカミノルタおよびミノルタのブランド。カメラの性能は一級品なのです。


※ポータブル充電器をこれから買うなら、ソーラー発電機能のあるものがオススメ!

もし、USB充電機能のカメラに合わせてポーターブル充電器をこれから買うということであれば、「ソーラー発電機能」のある充電器を強くオススメします。

基本的にポータブル充電器は、電源コンセントに接続することでパワーを蓄電します。しかし、数ある商品の中には、電源コンセントからの蓄電に加えて太陽光からも蓄電できてしまう便利なものが少なくありません。この手の充電器であれば、電源コンセントのない僻地を何日も冒険するようなときにでも、カメラのパワーチャージをし続けることが出来ます!

たとえば、山登りでは2~3日山の中に入ったきり、山荘ではなく無人の山小屋やテントを泊まりつぐ人も少なくないでしょう。他にも、キャンプ場などを活用するバックパッカーや、自転車・バイクで長期放浪をする人などにも重宝しそうです。

ソーラー発電機能があっても、サイズはスマートホンと同じくらいの小さなものですし、値段もやはり2,000円程度で充分に見つかります。家電量販店に行くよりもAmazonなどのネットショップのほうが安価なものが見つかりやすいでしょう。



いかがでしたか?

「USB充電機能」は、ユーザビリティの面において非常に実用的でうれしい機能です。そして、「USB充電機能」は現状、SONYソニーのαアルファシリーズのミドルクラス・ハイエンドクラスにしか搭載されていないので、つまり「USB充電機能」のあるカメラを買うなら、それ以外にも自動的に便利な機能がたくさん付いてきます。

機種によって異なりますが、バリアングル液晶、本体手ぶれ防止機能、超軽量ボディ、スマートホンとの連携機能などなど、「画質追及派」の人から見ても「これは便利だね!」と思わずうなってしまう機能が目白押しです。もちろん、画質やISO感度、シャッタースピードなどの基本性能も、どれも軒並み高いです。


カメラ買換えのタイミングに迷っているなら、ぜひ「USB充電機能」に着目してみてください!


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