不動産投資は、基本的なやり方(セオリー)を覚えて完成ではありません。
最初の投資では一般的な手法をさらうのも良いでしょうが、慣れてきたなら自分なりの戦略を打ち立てていくほうが、空室は埋まりやすく、利益は出しやすくなります。
シニアならシニアなりの望みや心理がわかるはず。
あなたは定年退職を迎えた大家さんですか?であればその個性を活かしましょう。
シニアだからこそ、同年代シニアが住まいにどんなことを望み、どんなことに困っているか気づきやすいはずです。
たとえば、シニアは連帯保証人が立てづらくて賃貸契約が結べず路頭に迷うことがあります。その苦しみをあなたは共感できるでしょう。であれば「連帯保証人不要!シニア歓迎!」と銘打って集客をしてみるのはいかがでしょうか?
また、シニアだったら建物の外観が小綺麗であることよりも、ちょっとしたガーデニングスペースがあったりペット可だったりするほうが嬉しい、とわかるでしょう。そういう物件を運用するとよいです。
外国人なら外国人なりの悩みがわかるはず。
あなたは外国から移住してきた外国人投資家でしょうか?であればその個性を活かしましょう。
日本という国では、外国人が賃貸アパートを借りづらい実情があります。しかし外国人移住者や留学生、研修生は年々増加しています。
すると、「外国人歓迎!」「外国人のみ住居でクレームの心配なし!」と銘打って集客をしてみるのはいかがでしょうか?
外国人は料理が特殊です。たとえばイスラム教徒はハラル料理という食事戒律があります。あるアパートはイスラム教徒限定にして、近所にハラル食品店を構えれば、非常に歓迎されるでしょう。
イスラム教徒の賃貸ニーズはあなたが独占できそうです。
ホームシアターが好きならホームシアター好きのニーズがわかるはず。
あなたはホームシアターで映画を観るのが好きでしょうか。「重低音がうるさいと近隣からクレームがきやすい」という実情を知っているはずです。
それなら、肩身の狭い思いをしているホームシアター好きの層を狙って、リビングの広い、防音性能の高いアパートをプロデュースしてはいかがでしょうか?住人が皆ホームシアター好きなら、お隣がハリウッド映画を観て少々重低音がうるさくても、互いにクレームせず共存し合ってくれるでしょう。
いかがでしたか?
「皆と同じ様な小綺麗なアパート」を経営するよりも、あなたが詳しいちょっとマニアックな個性を持ったアパートを経営するほうが、空室は埋まりやすいでしょう。
積極的にこういう発想を持つべきです。