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【徹底解説!】Tokinaトキナーのカメラレンズの特徴は?歴史は?

日本のカメラ関連メーカーの中で最も無名かもしれないTokinaトキナー。しかし、有名でないからといって実力が劣るわけではありません!

どの業界にも、有名ブランドよりも優れた開発技術力を持つメーカーが存在しますが、トキナーもその1つと言えます。


あなたが一眼レフ(レンズ交換式)カメラの魅力にのめりこみ、「レンズの質にこだわりたい!」と思ったなら、トキナーのレンズにぜひ、注目してみてください。



1.一目でわかる!Tokinaトキナーのカメラレンズの特徴。


  • カメラ本体は開発しない。交換レンズの専用メーカー。

  • 純正品を上回る画質クオリティの高さが最大の特徴。

  • キヤノンのEFマウント、ニコンのFマントを集中して開発している。

  • 大口径広角レンズのレパートリーとクオリティに強い。

  • リーズナブルな廉価品は提供していない。

  • 手ぶれ補正などの便利機能には遅れをとっており、あくまで玄人向き。



2.もっと知るべき!Tokinaトキナーのカメラレンズを徹底解説。

トキナーの知名度が低いのは、カメラ本体を開発しないというメーカー特性によるものが大きいです。あくまで交換レンズ(とセキュリティ機器)の開発に徹しており、カメラ販売店の店頭やメディアでお目にかかることが少ないので、大衆やライトユーザーへの認知がほとんど進んでいません。カメラの熱心な愛好者には非常に有名で、評価を得ている実力者です。


互換レンズというと、純正レンズより品質が落ちるイメージがありますが、トキナーは違います!純正レンズに負けないどころか、むしろ純正レンズ以上の高い画質クオリティを誇ります。

レンズボディの堅牢性にも定評があり、総合的に高品質です純正レンズで満足できない人が手を伸ばす。トキナーはそのような性質のメーカーです。


大口径の広角レンズに無類の強さを誇ります。広角寄りの迫力ある写真や、視界を埋め尽くす広大な風景写真に強く、やはりプロや玄人写真家向きの製品指向と言えます。

標準レンズからトキナーの大口径広角レンズに初めて付け替えたときには、「レンズによってこんなに違うのか!」と驚嘆してしまうでしょう。



3.ココがイマイチ・・・。Tokinaトキナーのカメラレンズの欠点を挙げるとすれば?

職人気質の強いメーカーなので、長所と短所がクッキリしています。あなたのニーズに合うかどうかを理解した上で選択するのが賢明です。


サードパーティに期待される価格の安い「廉価品」を、トキナーはほぼ作っていません。「あまりカメラにこだわりがないから、なるべく安いレンズが欲しいな」というようなニーズには応えてくれないので、注意が必要です。


キヤノンのEFマウントとニコンのFマント以外は、ほとんどレパートリーがありません。

近年は、プロや玄人にソニーやオリンパス、ペンタックス派なども増えてきていますが、トキナーの独特の鮮明画質に感銘を受けても、対応する交換レンズは無いかもしれません。トキナーに憧れてカメラを始めた、という場合には、キヤノンやニコンをメイン機種に選んでおく必要があります。


レンズ内手ぶれ補正や超音波モーターといったデジタル性能、最新便利性能については、開発が後手に回り気味。レンズの便利性能補佐を必要としない上級者向けの製品だということが、ここからも見て取れます。



4.Tokinaトキナーのレンズ作りの歴史。

株式会社トキナーは、1950年に設立しています。日本の大手カメラメーカー各社と同じくらいの時期に、すでに光学メーカーとして発足していました。

高性能帯を中心に、純正メーカーが作っていない趣向のレンズを開発し、カメラ愛好者のこだわりニーズを埋めるスタンスを取り続けています。純正メーカーの模倣品を作って安く売る、他業種の一般的なサードパーティとは明らかに一線を画す、職人気質のメーカーです。

レンズ性能へのこだわりが強すぎるあまり、デジタル化や手ぶれ補正機能など、流行品への対応すら遅れてしまう社風があります。

開発スピードはやや遅く、ニッチなニーズを慎重に見極めたうえで、徹底的にクオリティにこだわってリリースします。

2011年、やはり光学製品を主戦場とするケンコーと合併し、現在は「株式会社ケンコー・トキナー」が正式社名です。レンズのブランドとしては「Tokinaトキナー」の名を残しています。

長らく、キヤノンとニコンの互換品に専念してきましたが、近年ではソニーやマイクロフォーサーズ用のレンズも少量ながら開発するようになってきました。



いかがでしたか?

あまり有名でないトキナーですが、内情を知ると、とても魅力的なメーカーであることがわかります。

1950年の発足から長らく、カメラ愛好者たちのニッチなニーズを高い技術力で支えてきました。職人気質なメーカーの多い日本のカメラ業界の中でも、さらに職人気質な好感の持てる企業です。そしてそのレンズのクオリティは、キヤノンやニコンをも凌駕するほどですから、カメラを知れば知るほど、無視のできない存在です。

カメラ専門の情報メディアでもあまり取り上げられることのないトキナーですが、画質にこだわるなら絶対にチェックしておくべきですよ!

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