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【親御さんへ】「応援」と「過保護」の違い、わかっていますか?


【親御さんへ】「応援」と「過保護」の違い、わかっていますか?

これは親御さん向けの記事です。

お子さんが芸能界を志望したり、特殊な業界への進学を希望したりする親御さんへ向けて、書きます。


お子さんが芸能活動など志望するとき、それを「応援」してあげることは大切です!

しかし、その応援が「応援」ではなく「過保護」になってしまっていませんか・・・?



甘やかすと、かえってその子の芽を摘むことになってしまう・・・

甘やかすと、かえってその子の芽を摘むことになってしまう・・

お子さんが芸能界や特殊業界を目指すとき、たとえばオーディションの前に可愛い服を買ってあげるなど、協力してあげることは大切です。

でもその支援が「甘やかし」になってしまうと、かえってその子の芽を摘むことになってしまいます・・・。


特殊業界に進みたがる子の親御さんの姿勢は、「無関心」か「甘やかし」かの両極端になってしまっていることが多いようです。「ウチは無関心なんてかわいそうなことはしていない!」と思っていても、それが「甘やかし」でかえってお子さんに悪影響になっている、そんなことはありませんか?



あまりがんばらない子にはあまり協力しないほうがよい。

甘やかしすぎるなかれ、というのはつまり、「あまりがんばらない子にはあまり協力しないほうがよい」という意味です。


たとえば、日ごろあまり練習しないのに、オーディションの直前になって「目立つようにがんばらなきゃ!」などと騒いでいるお子さんに対して、「じゃぁ高級ブランドのかわいい服を買ってあげるわ」とは、言わないほうがよいです。

オーディションの前日に夜中まで練習に付き合ったり、当日の朝早く起きてお子さんの目覚まし時計がわりになってあげる、などを「しないほうがよい」です。


仮に親御さんのブーストによってお子さんが優秀な成績をあげたとしても、お子さんは一発屋で終わってしまいます。一発屋にすらなれず、高度な教育・競争の場で圧倒的に最後尾を走ることになり、非常にツライ思いをします・・・。



偏差値の良い学校に裏口入学させても、勉強がツライだけ!

わかりやすいたとえ話をしましょう。

お子さんに立派な学歴を付けさせたいがために、名門校にワイロを払って裏口入学をさせる・・・そのような話が昔からありますよね。

しかしこうした子は、偏差値の高い名門校の授業についていけず、学校生活でものすごくツライ思いをします!学力や素行などが伴っていないことは周りの子に見透かされ、いじめられたり無視されたりしてツライ思いをします・・・。

肩書きだけ与えてやっても、それがお子さんのためにならないことがあるのです!


学歴におけるこうしたエピソードをテレビなどで見たとき、「愚かな親だな」と嘲笑する親御さんは多いでしょう。しかし、自分の子が芸能界を志望したりしたとき、ジャンルは違えど同じような過剰なブースト行為でズルをさせてしまう親御さんが多いようです・・・。

偏差値でない業界でも、同じことですよ!



立派な芸能人は立派な社会人。

お子さんの芸能の夢を後押ししてあげたいなら、「あなたは歌の練習ばかりしていればいいわよ」という教育ではダメなのです。

立派な芸能人は社会人としても立派な傾向で、一通りの社会性を持っています。親御さんはお子さんに対して、その社会性をしつけてあげることが大切です。


  • 朝は自分で起きられるようにしつけましょう。

  • 自分の衣服は自分で洗えるようにしつけましょう。

  • アルバイトを経験させて、自分でお金を稼がせましょう。

  • 敬語やあいさつ、目上の人への礼儀など教えましょう。

  • 社会常識を教えましょう。



金銭支援をしすぎないほうがよい!アルバイトをさせたほうがよい!

金銭支援をしすぎないほうがよい!アルバイトをさせたほうがよい!

芸能を目指す子に対して、金銭支援をしすぎないほうがよいです。

たとえば、「ギターが必要だ」とせがむなら、最初は安めのものを買い与えましょう。3万円程度のもので充分です。

それよりも立派なものが欲しいなら、自分でアルバイトで稼いで買わせましょう。「何々のために辛いことをがんばる」という習慣を持たせたほうが、根性のある子に育ちます。体力のある子に育ちます。根性や体力は最も大切な素地です!


「芸能活動のためにかわいい服がいっぱい必要」とせがまれても、買い与えるのは最低限度にしましょう。「あとは自分でアルバイトして買いなさい」です。

もちろん、アルバイトばかりして練習がおろそかになっては意味がありません!「練習もしなさい、アルバイトもしなさい」と言ってあげましょう。


お子さんの夢の実現のために、アルバイトをさせない親御さんは少なくないようです。時間が多く出来るので有意義なように思えますが、長い目でみるとあまり有意義にはなりそうにありません。根性や体力が育ちにくいですし、社会性が身に付きにくいです。甘えんぼうな大人になってしまいやすいです・・・。



夢が実現できなかったときの準備もさせておくべき。

専門学校に通ったり精力的に活動をしても、芸能人になれない子も大勢います。

そうなってしまったときのことも想定して、準備をさせましょう。

「アルバイトをさせる」ということが最も重要ですね。



授業以外にほとんど練習しないなら、尻を叩くべし!

芸能の道で大成できるかどうかは、「努力の量」でほぼ左右されます。

そんなの当たり前だよ!と思いますが、意外とわかっていない子が多いようで・・・。

多くの子は、発声や楽器の練習もするけれど、それより長い時間をゲームやアニメに費やしていたりします・・・。「練習よりゲームの時間のほうが長い」という子は、まず間違いなく大成できないです。

また、専門学校に行く子は、「専門学校の授業を受けていれば芸能人になれる」と楽観している

子が多いようです・・・。

学校の授業は「課題の提示と確認(アドバイス)」の場であって、放課後にどんどん練習しないとなかなか上手にはなりません!周りの子よりも上手でないなら、なおさらですよね。


ですから、授業はそれなりに出ているとしてもそれ以外の時間にあまり練習している気配がないなら、「そんなんでオーディションに受かれると思ってるの!」と尻を叩いてあげましょう。



実力がないなら、挫折を経験したほうがよい。

お子さんが「来週オーディションだ!」と騒ぐと、ついついあれやこれやと協力してあげたくなってしまうのが親心なのでしょう。

しかし上述したように、分不相応で高いステージに登っても、良い結果にならないです。


大切なことは、「オーディションに受かること」ではなくて「芸能活動をしていける実力を身に付けること」です。実力がないのにオーディションに受かってしまうと、調子に乗ってしまって練習がぞんざいになってしまうでしょう。それはお子さんのためになりません!

挫折を経験すると、人は危機感を持つものです。「もっと練習しなきゃ!」「これまでと同じじゃダメだ!」と。そして大きくレベルアップします。


練習をあまりしていない、まだあまり実力がない、という現状なら、オーディションがあるとしてもあまり手出しをせず、高価な服も買い与えず、「がんばって~」と静観していましょう。



いかがでしたか?

「夢を応援するために厳しくする」という、そのニュアンスがわかるでしょうか?

一度だけ良い成果をあげてもあまり意味がないので、「確かな実力が身に付くにはどうしたらいいか?」を常々考えながら、サポートをしてあげましょう!

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