親御さんがデイサービスに出かけるようになり、そこで友達を作ってきたなら、それはとても良い兆候です。
認知症を遅らせるためにも、老化を遅らせるためにも、「生きる目的」を持つことがとても有意義です。
デイサービスで友達が出来たら「何かプレゼントをあげたら?」と促してみよう。
「お友達が出来たの」などと嬉しそうに話していたなら、「その人に何かプレゼントをあげたら?」と提案してあげましょう。
自分で何か創るものがよいです。クッキーを焼いたり、ちょっとした編み物など良いですね。
手作りの行程がリハビリになる!
プレゼントを贈るためのちょっとした手作業が、脳を活性させ、体のリハビリになります。
無機質なリハビリ作業を行うよりも、ずっと実際的なリハビリになります。
無理をさせる必要はなく、元々持っていた趣味・特技を活かせばよいです。
「誰かのために」が認知症を遅らせる!
「誰かのために頑張らなければ!」と責任感を抱くことが、脳を活性化させ、心にハリを与え、認知症を遅らせます。「あげると決めたのだから今週中に仕上げよう」と完遂意識を持つことが、脳を活性化させ、心にハリを与え、認知症を遅らせます。
「隠居してればよいですよ」と甘やかされがちな高齢者は、なんらかの使命感を持ったほうがよいのです。
「ありがとう!」のリアクションが新たな循環を生む。
お友達のために創ったプレゼントによって、「ありがとう!」と満面の笑顔でリアクションを貰うでしょう。それによって「親友が出来た!」と感じて嬉しくなったり、そのお友達が何かをお返してくれて嬉しくなったりして、興奮が循環していきます。その興奮が、認知症を遅らせます。
友達になると、「一緒にハーブ園に行きましょうよ」などと外出を誘い合ったりするでしょう。そうして外に出かけていくことがまた、認知症予防になり、体力作りになります。
愛情を抱くことで、人は心も脳もどんどん活性化します。
異性の老人に恋心を抱くことも、悪くはないでしょう。
同性の友人に夢中で尽くそうとすることも、とても素晴らしい愛情です。