マンション投資とアパート経営ではどっちがローン審査に通りやすい？【不動産投資】

不動産投資に挑戦するのは、富裕層ばかりではなくなっています。

「年収３００万円台でも投資は出来る！」といった文字があちこちで踊るようになり、年収４００万台、３００万円台の人も不動産投資を検討しています。

しかし、年収が低かったりすでにローンを組んだことがあると、物件購入の際にローン審査が通りにくくなります。どのような物件なら、ローンに通りやすいのでしょうか？

ワンルーム投資よりもアパート経営のほうが、ローン審査が通りやすい。

マンション投資の中でも、主流なのはワンルーム投資でしょう。

ワンルームマンションは２，０００万円弱、アパート経営は４，０００万円程度は必要になりますが、ローン審査が通りやすいのはアパート経営の方です。

意外でしょうか？

ワンルームマンションのほうが半額くらいも安く買えますが、アパート経営のほうがローン審査が通りやすいです。

その理由は、アパート経営のほうが収益性が高いからです。

ワンルームマンションは、賃貸運用しても家賃６～７万円にしかなりません。ローン返済に充てられる収益が月額６～７万円にしかならないということです。

対してアパート経営は、８室、１０室と持っているので家賃の総額は５０万円を超えたりもします。非常に収益性が高いためローンの返済の目処が立ちやすく、銀行の側としてはローン融資しやすいのです。

たとえばサラリーマンとしての年収が４００万円台であるとして、普通なら５，０００万円の物件などローンは通りにくいものです。しかしアパート一棟を建てるということなら、サラリーマン収入が万が一病気などで滞っても、アパート収益でローン返済が容易ですから、銀行側は「貸しても大丈夫だな」と判断できるわけです。

ワンルーム投資は「失敗しにくい」というメリットからよく推奨されています。それは間違いではないのですが、失敗しにくいだけであって収益性が高いわけではありません。

生命保険代わりになったり税金対策に有効なこともあるので、初めての投資をワンルーム投資で行うのも悪くはないでしょう。

しかし、２つ目の案件を考えるとき、同じようにワンルーム投資を行ってもあまり収益は上がらず、かといってローン審査も通りにくくなるので、注意が必要です。

まとまった収益を上げたい、ＦＩＲＥリタイヤを目指したい、などと考えているなら、ワンルーム投資よりもアパート経営のほうが適しています。ローン審査も通りやすいです。

いかがでしたか？

個人でアパート経営を企て銀行に融資を依頼してもローン審査が通らない場合、アパート経営を得意としている不動産仲介業者に委託して行うとよいです。実績を誇る仲介業者が「ウチのアパートですから大丈夫ですよ」と間を取り持つことで、ローン審査が通りやすくなります。

餅は餅屋、ですね。