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【在宅ワーク】検索順位が上位になっても、儲かるとは限らない。【SEO対策】

アフィリエイターが最初に考えることは、「検索上位のサイトを作ること」ですよね。SEO対策のノウハウサイトにはそればかり書いてあるからです。

でも実際のところ、Googleやヤフーの検索結果が上位になったとしても、だからといって儲かるとは限りません。

検索結果上位のサイトを作ることと、コンバージョンの多いサイトを作ることは、別の取り組みが必要なのです。



ロジカルな記事を、閲覧者の多くは望んでいない!好んでいない!

アフィリエイトサイトのディレクターはライターに対して、「専門的でロジカルな記事を書いてくれ」と注文します。ウィキペディアのような専門的な記事のサイトのほうが、閲覧者の支持を得られると考えるからです。

または、SEOノウハウサイトで「グーグルは専門性の高いサイトを評価する」と書かれているのを読んだからでしょうか。

とにかく、多くのディレクターは、専門的でロジカルなサイトを作ろうとします。


しかし、日本人大衆は、専門的でロジカルなサイトなど求めていないのです。

これは、若年層であればあるほど顕著ですし、男性よりも女性のほうがその傾向があります。

NAVERまとめをはじめとするキュレーションサイト・まとめサイトの隆盛がこれを物語っていますが、大衆は、「結論」を「効率よく」知りたがっています。

美肌に効果的な美容成分が何であるかを知るうえで、「ヒアルロン酸」「セラミド」といった結論がわかればそれで充分なのです。どういう仕組みでヒアルロン酸が有効なのかという理屈について、熱心に読みたがっている閲覧者はほとんどいません。

仕組みを知りたい人も、2行の説明で充分だと思っています。

ディレクターはライターに対して、「理屈をきちっと調べて500字くらいで書いてください」と言うのですが、実はこれは無用の長物で、蛇足とすら言えます。

専門用語と理屈っぽい言葉の並んだ文章を、閲覧者は「うざったい!」と感じて読み飛ばすか、または離脱してしまいます。あなたのサイトを閉じて、他所のサイトに移るということです。

だから、結論と端的な説明だけを並べるキュレーションサイトが支持されるのです。



ランディングページにヒントがある

あなたがアフィリエイターなら、ランディングページを見たことがあるでしょう。ランディングページとは、ある商品についての説明を、1ページにぎゅっとまとめたサイトのことです。画像や図がふんだんに使われている、とてもにぎやかなあれです。


ロジカルな人間からすると、ランディングページというのはいかにもうさん臭く見えますよね。「効果てきめん!」とか「リピ率99%!」とか、派手な言葉ばかりがざっくりと並んでいて、商品の細かい解説は力が入っていません。

しかし、消費の活発な大衆というのは、この「ランディングページのテンション」が好きなのです。自分が気になっているモノに対して、何やらとても背中を押してくれる感じにウキウキして、そしてロクに解説も読まずに購入を決めます。(だから消費者センターに通報されるようなトラブルも多いわけです。)

ロジカルな人からすると信じられない話ですが、どうもそれが大衆消費者の実情なのです。そして、コスメやサプリなど、アフィリエイトでよく扱われる非日常品の数々を消費するのは、もっぱらこうした「テンション重視」の層なのです。


アフィリエイターが作る、冷静に商品を検証したり比較したり、デメリットを指摘したりする記事を読んでいると、閲覧者はテンションが下がって冷静になってきます。すると、どの商品がオススメと書かれていようが、どれも買う気がしなくなってしまうのです。

または、検索結果から記事タイトルを眺めてロジカルで冷静な雰囲気が予想されると、「消費層」の人たちはそもそもクリックしないのです。検証ばかりして買う気のない層ばかりが、あなたのロジカルな記事を閲覧することになります。


日本のテレビCMは、有名タレントが商品を手に奇妙なダンスを踊って終わってしまう妙なもの多いですが、これも同じ理由です。フィッツがどれだけ優れたガムであるか(優れているのか定かではありませんが)ということを、消費大衆は気にしていないのです。


ランディングページは、本当に消費者心理をわかっている人が作っているので、アフィリエイターの作るサイトとは異色なものになっています。文字数は少なく、感嘆文と結論と簡潔な解説だけが延々と並びます。

そして、たまに長文があるかと思えばそれは使用者のクチコミコメントで、ロジカルとはほど遠い素人臭い、ノリ重視の文章だったりするのです。



そもそも日本人大衆は、ウィキペディアを支持しない。

グーグルは、ウィキペディアのようなしっかりしたサイトを世に普及させたいと考えており、そのようなサイトを高評価しようとしています。(その通りになっていませんが 笑)

こうした傾向を知って、アフィリエイトサイトのディレクターはウィキペディアのようなロジカルなサイトを作ろうとするのですが、そもそも日本人は、ウィキペディアのようなサイトを支持していないのです。好んでいないのです。


新聞離れ、本離れと同じ理由なのですが、ウィキペディアについても、若者と女性を中心とした大衆の多くが、「わかりづらい」と感じています。理屈っぽく、文章が難解で、意味がわからないのです。そして、長文すぎてくたびれます。

外国ではウィキペディアは重宝されていますが、アニメやマンガの盛んな日本人の場合、もっとキャッチーなメディアでないと理解ができないのです。

だから、NAVERまとめやランディングページが支持されます。



長文記事が適しているのは、協会のノウハウサイトくらいなもの。

巷のSEOノウハウサイトが教えているような、ロジカルな長文記事が向いているサイトもあります。

それは、各協会などの作成するノウハウサイトの類です。

たとえば、厚生省が子宮頸がんワクチンの奨励用サイトを作るなら、ある程度真面目で冷静な、長文でロジカルな記事が適しています。



ランディングページのような「ノリで買わせる」記事は意外と難しい。

ランディングページやクチコミは、ちょっと極端な言い方をすれば、「バカっぽい」感じがします。誰でも書けそうな雰囲気がありますが、しかし、意外にもあれを真似るのは難しいのです。

普段冷静な文章を書く人が、ランディングページや女性のスキンケアアイテムのクチコミみたいな文章を真似ても、「それっぽい」けれど「何かが違う」のです。

そして、「ノリで買う層」の人たちは、冷静な人の書いた「それっぽい」サイトでは、消費アクションをしないんですね。偽装されたノリを、彼女らは如実にかぎ分けるようです。


これは、お笑い芸人になるのが難しいのと同じ理屈で、「大衆消費者のテンション」というのはどうも、自身が大衆消費者でないと、出せないような感があります。

アフィリエイトサイトのライターやディレクターに向いているのは、実は文章の上手いロジカルな人ではなくて、クチコミ記事を1文字0.2円くらいで書いている素人っぽい人たちだったりします。彼らがランディングページやアフィリエイトサイトのいろはを学ぶと、それが上手くいくわけです。

だから、アフィリエイト業界で成功しているのは、マニュアル通られた当たり障りないサイトではなく、ちょっと異端な雰囲気のあるサイトだったりするのです。


アフィリエイトのノウハウサイト、SEO対策のノウハウサイトは、当たり障りのない優等生なサイトの作り方を教えるのですが、それを参考にしても上手くはいかないのです。

巷のノウハウサイトは、本当のことを語ってはいないのです。



文章が得意な人は、アフィリエイターよりライターのほうが向く(稼げる)。

では、ロジカルな、優等生な文章が上手い人はどうすれば良いのでしょうか?

ディレクター(アフィリエイター)よりも、ライターに転身したほうが良いです。

ライターは、サイトの売り上げがどうであれ、文章を納品した時点で収入が得られるからです。

ディレクターには、こうした理屈がわからず、一生懸命にライターを雇ってウィキペディア調のサイトを作っている人が大勢いるので、彼らに雇ってもらえば良いのです。

または、非営利団体などが堅めのノウハウサイトのライターを募集していることがあるので、これを受注すると良いでしょう。

もう1つ、超大手のアフィリエイトサイトの場合、コンバージョン率が低くても訪問者数が膨大なために利益が出せています。このようなところからライティングを受注すれば、真面目な文章しか書けない人でも在宅収入を得ることができます。

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