老人ホームに入りたいと願っていても、金銭的な問題から計画が進められない人や、端から諦めてしまっている人もいそうです。
生活保護を受給している人は、その額では生活するだけで手いっぱい、という感じですが、高額な印象のある老人ホームに入居することは出来るのでしょうか?
生活保護受給者も老人ホーム入居は可能。ただし施設種は限定される。
「生活保護受給者である」ということ自体は、老人ホーム入居が絶望的になる条件ではありません。
生活保護受給者でも受け入れてくれる老人ホームはあるのですが、施設種は限定されます。
特別養護老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
サ高住(サービス付き高齢者住宅)
この3種となります。
それ以外の施設種、たとえばグループホームなどは、生活保護受給者を全面的に対象外としています。
受給額で老人ホームの費用が足りるかどうか・・・
最も重要な問題は、生活保護の受給額で老人ホームの費用が足りるかどうか、という点です。
老人ホームは安価なところでも月額15万円ほどはかかり、さらに一時入居金としてまとまった初期費用が必要なこともあります。
まず当事者ご本人は、「安い質素な施設でもいいや」という妥協を持つ必要がありそうです。
「どこの施設なら入れるか」「費用が足りるかどうか」は専門家に相談しよう!
色々な取り決めや制約があるため、一般的な高齢者と異なり生活保護受給者が自分で老人ホームを選び見つけるのは困難は無理と言えます。
専門家に相談しましょう。
まずはケースワーカーに相談を。
生活保護の受給手続きを担当してくれているケースワーカーに、「老人ホームに入居したい」と相談をしてみましょう。お住まいの地域の中での該当施設を紹介してくれます。
地域包括センターや高齢者総合相談センターも相談に乗ってくれる。
または、地域包括センターや高齢者総合相談センターも、生活保護受給者の老人ホーム入居に関して相談に乗ってくれます。
施設選びだけでなく、生活保護以外の給付金制度などについても紹介してくれることがあります。
ケアマネージャーが付いているなら相談しよう。
すでにケアマネージャーに付いてもらって介護サービスを受けているでしょうか?であればケアマネージャーに相談するのがてっとり早いです。役所などに赴く必要もなく、有力な情報を提供してもらえます。
いかがでしたか?
自分一人では、いくら情報検索をしまくっても暗礁に乗り上げそうです。
上に挙げた専門家の人に相談しましょう。金銭的な相談もしっかりぶつけるべきです。