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親が老人ホームを拒否。どうしたらいい?


親が老人ホームを拒否。どうしたらいい?

 介護家族が「在宅介護をやめたい」と思っても、親御さんが老人ホーム入居に前向きになってくれず、溝が生じてしまうことがあります。

老人ホームを拒否されるとき、どうしたらよいのでしょうか?

 

 

まず、親御さんが前向きでない家庭ばかりであると知ろう。

まず、「親御さんが老人ホームに乗り気でない」ということは危機ではなく、異常でもなく、普通のことだと知りましょう。大部分の家庭でそうなのです。

「ウチだけ辛いわ」と悲観する必要はありませんので、冷静になりましょう。

 

 

ご家族主導で老人ホーム選びを進めてOK。

老人ホームの選別に入るにあたって、親御さんに「探していい?」と許可を取る必要はないです。

まずご家族が、基本的な情報を調べたりしてリサーチを開始しましょう。

近年では、老人ホームの比較サイト(比較ツール)を使って絞りこんでいく決め方が主流です。介護情報サイトのあちこちにこうしたものがあるので、使ってみましょう。

 

条件の良さそうな施設を、ご家族のほうで2~3軒まで絞り込みましょう。

 

 

乗り気でなくても連れていってみよう。

親御さんがまだ乗り気でなくても、「とりあえず見るだけ見てみよう」と誘い、施設に連れていってみましょう。

昔の「古臭い施設」というイメージから老人ホームを嫌っている人も多いもので、近年の新しくて綺麗な、明るくてほがらかな老人ホームを見ると、考え方をコロっと変える人もいます。

 

 

それでも嫌がるなら、理由を聞いて対策をしよう。

それでも嫌がるなら。「老人ホームのどんなところが嫌なの?」と具体的な理由を親御さんに尋ねてみましょう。その理由によって、それをカバーできる施設を選ぶとよいです。

 

「認知症の人と一緒にすごしたくない」と言う。

認知症の人の少ない老人ホームもあります。そういう施設を選ぶようにしましょう。

または、認知症の人とそうでない人が別フロアで過ごす施設もありますよ。

 

「一人で気ままに暮らしたい」と言う。

普通の老人ホームではなく、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)やシニア向け分譲マンションが合います。賃貸マンションのような一人暮らしが基本で、フロントに見守りスタッフが常駐してくれていて、困ったことがあれば何でも相談に乗ってくれます。

必要な介護サービス・生活サービスだけを依頼すれば良いでしょう。

 

「つまらなそうだ」と言う。

今の時代、個性豊かな老人ホームは増えています。親御さんの趣味に合うレクリエーションや設備、コンテンツを備えている施設を探してみましょう。きっと見つかるはずです。

 

 

どこの家庭でも、このようなプロセスを経て老人ホーム入居に至っています。

そして数か月もすれば、老人ホーム生活を楽しんでいる入居者さんが多いものです。

あまり悲観的にならず、状況に応じて対処していきましょう。

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