「アパート経営の大家さんをやってみようかな?」と興味を抱いても、「30年後の空室リスクで赤字になったら怖いな」と尻込みしているなら、その懸念は知恵によって払拭することが出来そうですよ。
「家具家電付きアパート」は絶対に人気が出る!
アパートやマンションを建てる際、ユニークな個性を持たせることはとても重要な戦略です。
デザイナーズマンションにしたりロフト付きにしたり、様々な案はありますが、最も求心力の高い付加価値は何かわかりますか?
「家具家電付き物件」です。
「マンスリーレオパレス」を思い出してもらえばわかりやすいでしょう。
テレビ、ベッド、電子レンジ、冷蔵庫など生活必需品の家具家電を備え付けることで、入居者の初期費用はぐっと減らせます!
日本ではマンスリーレオパレスのような中期滞在者向けの施設に多いですが、海外では長期滞在者向けでも家具家電付きは一般的になっています。
つまり日本の通常賃貸ではライバルが少ないため、あなたが家具家電付きアパートを運用するなら絶対に人気が出ます!
とはいえ、マンスリーレオパレスのように高額だと意味がありません。
「家具家電付きだけど6万円(周辺類似と同様な相場)」とすることに価値があるのです。
入居者の立場になればわかる!家具家電付き物件のお得さ!
まだピンときませんか?
あなたが実家から出て一人暮らしをする入居者の気持ちになってみると、絶対にわかります!
普通のアパートに入居しようとするとき、まず敷金礼金など初期費用で30万円は飛びます。
そして、家具家電、キッチン用品など揃えるために、さらに50万円はかかります!
家具家電付きのアパートなら、その購入費用が要らなくなります。
どれだけお得か、わかるでしょう?
同じような立地、設備のアパートのリストの中で、絶対にそこを選びます!
最初は普通の運用で良いでしょう。
アパートを建てた直後は、普通の運用でよいでしょう。
家具家電付きの戦略は、後述しますが新築アパートとは相性がよくありません。
新築、築浅であれば、大きな個性がなくても高い入居率を保ち続けられるはずです。それなら無暗に設備投資をする必要もありません。今は倹約しておきましょう。
築20年程度がメドか。
築20年を過ぎたあたりがメドでしょうか。
少し古さを感じるようになり、空室が目立ち始めたなら、家具家電付きアパートのアイデア導入を実践するタイミングです。
レンタル家電サービスや、中古で買ってくるとよい。
家具家電付きアパートをプロデュースするにあたり、家具家電に無暗に経費を掛ける必要はないです。
まず最もおすすめなのは、レンタル家電サービスの活用。
「冷蔵庫、電子レンジ、ベッド」あたりの3点セットが月額3,000程度でレンタル可能です!格安ですね!
オプションでさらに様々な家具家電を付けることも出来ますが、とりあえず冷蔵庫、電子レンジ、ベッドあたりでも良いでしょう。それだけあれば生活が出来ます。
または、リサイクルショップなどで自分で中古の家具・家電を買ってきてもよいです。
安く買えそうな店を知っていたり、業者向けの中古家具屋など知っているなら、こちらを利用するのもよいでしょう。
家具家電を新品で購入しようと思うとものすごくお金がかかります!
しかし中古で良いとなると、ものすごく安いものを多数見つけることが出来るはずです。
新築物件とは相性が悪い。
新築のうちは、家具家電を備え付けるのは控えたほうが賢明です。
中古の少し古びた家具や家電は、新築のぴかぴかな物件の中に置くと違和感が出てしまいます。
かといって家具家電を新品で揃えようと思うとものすごい経費が掛かってしまいます!
新築なら何もしなくても入居率は高いでしょうから、必要はありません。
やはり築20年あたりからが目安でしょう。
いかがでしたか?
アパートに備え付けられている家具家電に対して、入居者はそう多くを求めていません。最低限のアイテムがあれば充分ですし、型落ちの古びたものでもよいです。あなたはそれを、無料で調達してくることすら出来るかもしれません。
しかし入居者にとっては、部屋に初めから家具家電が備わっていることはとてもありがたいのです!